ZBrush UIの簡単切り替え

ZBrushベーシック番外編
ユーザーインターフェイスの簡単な切替方法について

ZBrushのユーザーインターフェイスはカスタムUIの機能を使用して、自分の好きな位置にボタンやスライダーを配置することができます。この方法については「BLESTAR ZBrush ベーシック」のレッスンで詳しく解説しております。今回の記事はカスタムUIの知識は既に習得済みという事で進めていきます。

カスタムできるスペースはUI上の余っているスペースに限られますので、スペースがなくなってしまうとそれ以上のカスタムをする事ができません。そういった場合に今回のユーザーインターフェイスの切替が役に立ちます。

user interface layout

まずはZBrushの上部タイトルバーの右側にある↑画像の赤い枠部分の「ユーザーインターフェイスレイアウト切替ボタン」をみつけてください。これをクリックしてみましょう。するとZBrushのユーザーインターフェイスが次々に変わっていきます。これはZBrushのUI情報が記録されている.cfgファイルを切り替えているという事です。
つまり、.cfgファイルを自分で用意しておけば、複数のカスタムUIを切り替えて作業ができるという事です。とても便利ですね。では実際にその設定方法を見ていきましょう。

まず、「ユーザーインターフェイスレイアウト切替ボタン」によって切り替えられる.cfgファイルがどこにあるのかを確認します。

uiFilesTree01
ZBrushのインストールフォルダの↑のフォルダを探しましょう。この中にユーザーインターフェイスレイアウト情報が保存された複数の.cfgファイルが入れられております。先程押してみた「ユーザーインターフェイスレイアウト切替ボタン」では、これらのファイルを切り替えていたという事です。
このフォルダに自分のカスタムした.cfgファイルを入れておけば「ユーザーインターフェイスレイアウト切替ボタン」を使用してインターフェイスを簡単に切り替えることができますね。

UI_sculpt   UI_Zsketch
2種類のカスタムユーザーインターフェイスを作成してみました。(画像はクリックして拡大可能)
一つはスカルプト作業に使用するインターフェイスでここでは「UI_Sculpt.cfg」と名前をつけて保存しました。もうひとつはZSketchの作業用にボタン位置をカスタマイズしたインターフェイスで「UI_Zsketch.cfg」という名前で保存しました。

preferences
ちなみに、.cfgファイルは「Preferences>config>Save Ui」のボタンで保存できます。

それではその保存した2種類の.cfgファイルをUserInterfaceLayoutフォルダに移動しましょう。

 uiFileTree02
ZBrushに最初から用意されていた.cfgファイルは念のために「default」というフォルダを作って保存しておきました。そして自分でカスタムしたUIファイルをここに入れます。

ZBrushに戻って「ユーザーインターフェイスレイアウト切替ボタン」をクリックしてみてください。クリックする度にファイルが切り替わってユーザーインターフェイスが変更されます。

このように、特定の作業毎にユーザーインターフェイスを分けておく事でZBrushのせまいカスタムエリアを有効活用できるようになります。

 

Happy ZBrushing !!

 

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ZBrush マットキャップについて①

ZBrushベーシック番外編
マットキャップ(マテリアル)について①

今回はマテリアルの一つであるマットキャップについての
こぼれ話をしたいと思います。
※本文中の画像はクリックすると拡大します。

①~③までを予定していて、その内容は…

①、マットキャップ(マテリアル)を改造してみよう!
②、ライトキャップを使って、オリジナルレッドワックスマテリアルを作ろう!
③、①と②を使い、完全オリジナルのマットキャップ(マテリアル)を作ろう!

では早速第一回目の
①、マットキャップ(マテリアル)を改造してみよう!を解説します。

20130513ZBMatCap01

今回の内容はわりと簡単で、マテリアルのモディファイアの数値項目を
調整して、別の質感を作ってみようというものです。

変更するマットキャップはZBrushでおなじみの”MatCap Red Wax”です。
メニューからMaterialを選びレフトトレイに表示しておきましょう。

では下準備のために、マテリアルをコピーしておきます。

20130513ZBMatCap02

“MatCap Red Wax”を選択し、①CopyMatを押します。するとメモリに
コピーされますので、隣のマットキャップ”Chalk”に②PastMatを押して
複製つくります。”Chalk”マテリアルは一度選択できなくなりますが、
ZBrushを再起動すればまた復活するので、ペーストして上書きしても
問題ありません。

コピーペーストが上手くいくとこのようになります。

20130513ZBMatCap03

もちろん、コピーペーストせずに直接編集しても構いません。
では下準備ができたので、マテリアルを編集していきましょう。

Material > Modifires

各項目はこのようになっています。
20130513ZBMatCap04
色の着いた項目に絞って解説していきます。
各スライダーのA.Bは[29]のマテリアルテクスチャのa.bに対応しています。
[26][27]のA.Bと混同しないように気を付けてください。

[03]透明度
透明度は100がデフォルトで、下げていくと白くなっていきます。
シェーディングの陰の部分を黒くしたくない場合に下げたりしますが、
基本は100で問題ありません。

[04][05]溝の検出 ・溝の変遷
Cavity Detectionで適用量を決め、Cavity Transitionで見え方を制御
します。マイナス側とプラス側で見え方が変わります。
Red Wax特有の溝を強調する効果で、立体が把握しやすくなります。
20130513ZBMatCap05
※効果を分かりやすくするために[27]に青色を入れています。

[06][07]強度
 0.5~1.5ぐらいの調整幅で、あまり極端な数値は必要なさそうです。

[08][09]モノクロ化
これはRed Waxなどを改良する際には重宝します。Red Waxのマテリアル
テクスチャは色が濃いので、編集するときに彩度を低くしたい時などが
でてきます。その時にこのスライダーでテクスチャ全体の彩度を、明度を
変えずに低くできます。
[17][18]も似た効果がありますが、[08][09]は彩度を低くすることしか
できません。

[10][11]深度
Aのスライダーを1以上に設定すると効果が出て分かりやすいと思います。
中央にある光沢を中心に寄せる効果があるので、エッジの効いた光沢を
得ることが可能になります。

[15]~[20]色相・彩度・明度
これらは元になる[29]マテリアルテクスチャを変更する項目なので、色相
などは元がモノクロテクスチャだと変化が無いことに注意してください。
Red Waxからの改造だと色がしっかりついているので、これらの項目を
調整することによって求める質感を得やすいと思います。

[23][24]回転
マテリアルテクスチャを回転させることで、光源の位置を簡易的に変更
できる項目です。

[29]マテリアルテクスチャ
現在使用している32bitのマテリアルテクスチャが表示されています。
見た目は2D表示ですが、深度を持った画像なので、この画像自体を
ここで編集することはできません。
オリジナルの32bitのマテリアルテクスチャを制作するのは、次回の
番外編レッスンで行いたいと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、早速改造してみましょう。
青錆び付きのブロンズ像マテリアルを作ってみたいと思います。
20130513ZBMatCap06

 

マテリアルのモディファイアの変更点を見てみましょう。

 20130513ZBMatCap07

今回の変更点はこのようになりました。
ここから個人の好みで調整をしてみてください。

銅の質感を調整したい場合は…
 色[15]、彩度[08][17]、明度[19]、光沢の大きさ[10]

青錆びを調整したい場合は…
 色[16]、彩度[09][18]、明度[20]

明度に関しては、全体調整したい場合は[06][07]を
個別に調整したい場合は[19][20]を使って下さい。

最後に制作したマテリアルをセーブしておきましょう。
20130513ZBMatCap08

①セーブマテリアルで任意のフォルダに保存しておきましょう。
②ロードマテリアルでいつでも読み込めます。この場合は現在選択され
 ているマテリアルに上書きされます。(ZBrush再起動で元に戻ります)

ZBrush起動時に常に読み込んでおく、自分のスタンダードマテリアルに
しておきたい場合は、

 C:\Program Files (x86)\Pixologic\ZBrush 4R5\ZStartup\Materials
 
ここにファイルを保存しておけば、起動時に
MatCapのカテゴリの最後に
読み込まれますので、毎回ロードマテリアルする必要はありません。

 

★まとめ
マテリアルを制作する際のオススメの手順は、ゴール地点を先に決めて
おいて、如何にそれを再現するか?という順番で行っていくことです。
そうすることによって、どの項目を調整すれば良いかが明確になり沢山
の項目を制御しやすくなると思います。

今回は予め用意されているRed Waxを使用しましたが、次回はライト
キャップの機能を使い、オリジナルのレッドワックスのマテリアル
テクスチャーの制作を解説したいと思います。

全3回の番外編レッスンの基礎的な操作は、BLESTARベーシックの
 41.マテリアル
をご覧ください。

Happy ZBrushing !!

 

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Pixologic 3rd Party Training Pageに掲載

3rd Party Training Page

Pixologic公式サイトのサードパーティトレーニングページにDVDの紹介を掲載してもらうことができました。

ここに載せてもらうには、商品を国際郵便で送ってPixologicにチェックしてもらわないといけないんです。結構修正をさせられるんですよ。もう最近はむこうの求める事がわかってるので修正させられる事はないですけどね。

そんなわけで、これぞメーカー公認の証です。
安心して買ってください。

「BLESTAR ZBrush ベーシック」紹介ページ

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